花屋を一人(または少人数)で切り盛りしていると、避けられない悩みがあります。
「接客中に電話が鳴る」「レッスンの途中で呼び出される」「運転しながら注文を取る」——思い当たる方、いませんか?
ラフルールでは、思い切って仕事での電話を一切やめました。最初は「お客様に迷惑をかけるのでは?」と迷いもありました。でも今は、これが小さな花屋を守る、最良の選択だったと確信しています。
電話をやめて気づいた、3つのこと

① ミスが激減した
電話でお花の注文を受けると、立て札に記載する名前の漢字を間違えたり、「祝開店」と書いて欲しかったのに、「御祝」になっていたと言われたり——そういう「言った・言わない」のトラブルが起きやすい。メールやフォームに切り替えれば、注文内容が文字で残るので確認も簡単。クレームになりかねないミスを未然に防げます。
② 営業時間という概念がなくなった
電話がある限り、「お店に誰かがいなければ」というプレッシャーから逃げられません。でも全ての注文をメールとHP経由に統一すれば、返信は家でも、移動先でもできる。仕事が終われば、すっと帰れる。それだけで心の余裕がまったく違います。
③ 理解してくださるお客様と繋がれる
ラフルールは事前予約でお花のご注文をいただくようにしています。「今日、今すぐ花が欲しい」という注文はそもそも想定していない。だから今この瞬間に電話に出られないことは、何のデメリットにもならない。むしろ、ラフルールのスタイルを理解してくださるお客様と、丁寧に仕事ができるようになりました。とはいえ、急にご来店になるお客様もいらっしゃいます。もちろん大歓迎です。その時あるお花で精いっぱい対応しています。
「やめる」ことが、仕事をつくる
一人で花屋をするということは、限られた時間とエネルギーを、何に使うかを選ぶことの連続です。
電話をやめるのは、その一例に過ぎません。でも「これって本当に必要?」と一度立ち止まって考えると、意外と手放せるものがたくさんある。そのひとつひとつが、自分らしいお店の形をつくっていきます。
こうした花屋の仕事を効率よく、長く続けるための仕組みづくりは、花仕事カレッジでも大切にしているテーマのひとつです。お花の技術だけでなく、一人で無理なく続けるための考え方や実務の工夫も一緒に学べます。
まずはHPを”受付窓口”にすることから
電話をやめるために、ラフルールが最初にしたことはシンプルでした。HPとSNSに「電話での注文は承っていません」と明記すること。それだけです。
完璧な仕組みを最初から作る必要はありません。小さな一歩を、少しずつ。
どうしても電話でないと、というお客様とはご縁がなかったと割り切ることも、小さなお店を守るうえで必要な勇気です。
一人で花屋を続けるためのヒントが、もっと知りたい方へ——花仕事カレッジの「マーケティング講座」では、こうした”花屋の現実”に向き合った内容を、丁寧にお伝えしています。技術も、運営も、自分のペースで学べる場所です。ぜひのぞいてみてください。

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